中華スマホ Redmi 3S を入手 長所と短所をレビュー

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中国でRedmi 3Sを購入したので、その使用感を紹介します。

Redmi 3Sの長所と短所:
・携帯ゲームはやらない人、写真への要求が高くない人にお薦め。
・この安さでこの性能の携帯は日本にない。
・小米独自のOSが意外に使いやすい。
・Google Playのインストールは中国の携帯としては簡単な方だが、やはり素人にはちょっと面倒くさい。でもGoogle Playをインストールしさえすれば日本でも十分使える。

小米について少し紹介すると、小米は2010年に設立し、たった数年で大企業に発展した今乗りに乗っている中国のスマホメーカーです。小米が現在出しているスマホのブランドは小米(Xiaomi)と红米(Redmi)の2つがあります。

  • 小米(Xiaomi):小米の主力モデル。iPhoneにそっくりで性能もかなり近いにもかかわらず、価格は2000元ほど、iPhoneの半額以下で手に入る。携帯ゲームや写真好きな人に向いている。
  • 红米(Redmi):小米手机の廉価版モデルで、こちらも売れ筋のスマホ。セールスポイントはコストパフォーマンスの高さ。600元〜1000元程度で買える。あまり携帯ゲームはやらない人、写真への要求が高くない人向け。

今回購入した「Redmi 3S」は2016年のRedmiシリーズの中で一番のお薦めモデルです。5.0インチIPS液晶の表示効果はなかなか良く、5.5インチのスマホより持ちやすい感じです。

背面はアルミで出来ており、指紋センサー搭載。指紋センサーの感度はかなり良好です。バッテリー容量も大きく4100mAhで、かなり長持ちします。

Redmi 3Sには「2G RAM/16GB 699元」と「3G RAM/32G 899元」の2つのモデルがあります。スマホでよくネットを使う人は32Gがお薦めです。2台目としての購入や、あまりネットを使わないなら16Gでも良いと思います。私が今回買ったのは32Gの方です。中国国内で送料無料でした。

Redmi 3Sの主なスペックは下記のようになっています。

 項目 スペック
ディスプレイ 5インチ 1280 x 720 IPS
プロセッサ Snapdrago 430 1.4GHz x 4 1.1GHz x 4 オクタコア
RAM 3GB
ストレージ 32GB *
メインカメラ 13MP f/2.0
フロントカメラ 5MP f/2.2
バッテリ 4,100mAh
高さ 139.3mm
69.6mm
厚さ 8.5mm
重さ 144g
WiFi 802.11b/g/n(2.4GHz)
Bluetooth 4.1
指紋センサ
NFC 非搭載

※SIM1枚しか使わない場合、2枚目のSIMを入れる場所にmicroSDを入れられます(最大128GB)。容量を増やせるのは便利ですね。

1日目の午後に小米の公式ページから購入したところ、2日目の朝には届きました。早い!

紅米3箱表面紅米3箱裏面

小米のスマホが中国で非常に人気がある原因の一つはMIUIシステムがとても良い点にあります。Androidをベースにカスタマイズして開発されたものですが、インターフェイスはかなり大きく改造されています。

私が今回購入したRedmi 3SのMIUIのバージョンは最新の8.0ではなく7.0だったので、電源を入れてWi-Fiにつなぎ、充電ケーブルをさして「系统升级」をタップしたところ、8.0になりました。(MIUI8.0はAndroid 6に基づく)

XiaomiやRedmiのスマホを購入するにあたって注意しておかなければならない点は、中国ではGoogleのサービスが使えないため、中国で売っているAndroid携帯にはGoogleサービスやGoogle Play,Youtube,Gmailが入っていません。また、中国版のRedmiは中国簡体字、中国繁体字、英語だけしかなく、日本語は入っていません

でも小米国際版のシステムに入れ替えれば、GoogleやGmail、Youtubeも使えるようになります。もちろん中国国内ではVPNが必要になりますが。ただ残念なことに、小米国際版でも日本語は入っていません。Google PlayからMorelocale2という日本語化ソフトをダウンロードするしかありません。ただこれを使っても全てが日本語化されるわけではなく、小米の機能の一部は英語表記になってしまいます。

ちなみに、小米の公式サイトから購入したスマホはほとんどシムフリーで、シムフリーなら日本でも使うことができます。

中国版のRedmiを国際版に入れ替える方法については、また今度ご紹介したいと思います。