中国の反日教育に日本は助けられている?

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中国の反日教育にはイライラさせられる

愛国主義の下、反日教育がかなり強い中国。テレビをつければどこかのチャンネルでたいてい抗日ドラマがやっているし、中国の農村部では「いつ日本と戦争になってもおかしくない」と信じて疑っていません。

私は長年中国で暮らしてきて、友人関係の中国人から面と向かって不愉快な反日的発言を受けたことはありませんが、そうはいってもタクシーに乗る時多少緊張した気分になったり、友人や知り合いがWechatで反日の記事をシェアしていたり、といった小さなストレスはたびたびあります。

日々の生活の中ではそれほど大きくないストレスですし、最近は「日本鬼子」呼ばわりされることがあっても前ほど気にならなくはなったものの、やはり心に何かもやもやしたものが残ります。

ではもし中国に反日が存在しなかったらどうなるか

もし中国との歴史的問題が存在せず、お互いにもっと友好的だったら、私の生活ももっと気分の良いものになるのに、と思ったことは数知れず。反日がなければ中国とのビジネスももっと円滑にすすみ、日本もより潤うのに、と。とにかく反日教育があるせいで…という思いが私には強くありました。

しかし最近中国人の爆買いをきっかけに、日本は反日に助けられているのかも、という考えを持つようになりました。

反日の一方で日本が大好きな中国人がいるのもまた事実。中国人は実は自分の環境に非常に不満を持っています。水も空気も日本ほど良くないし、不動産も高い。品質の良い物が欲しくても、お金があっても好きなようには手に入らない。その不満を日本は全て解消してくれます。そしてアメリカなどよりもずっと近く、文化も似ている。

日本に旅行にくる外国人は純粋に旅行にやってくる人がほとんどですが、中国人はいったん日本を気に入ったら、ただの旅行で終わらず生活基盤を置きに来ます。

もし反日が存在せず、中国人みんなが日本が大好きだったら、中国人が一気に日本に押し寄せたら、日本は一体どうなるでしょうか。不動産や様々な商品を買い漁り、移住計画を始めたら、日本はもう日本でいることはできなくなってしまうでしょう。中国は何の苦労も政治的策略も必要なしに実質的に日本を奪ってしまうかもしれません。

反日のお陰で、日本人の生活にあまり影響しないスピードで、徐々に日本へ旅行し、日本好きになる中国人が増えていってくれるのかもしれません。