中国で「肺をきれいにする旅行(洗肺游)」が人気に

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中国の大気汚染は今に始まったことではないですが、去年は一昨年よりさらにひどかった気がします。

中国でも大気汚染への関心が年々高まっていて、最近は「スモッグ回避旅行(避霾游)」や「肺をきれいにする旅行(洗肺游)」が流行っています。

中国最大の旅行サイト、シートリップ(携程)によると、新鮮な空気を求める中国人の旅行先として人気の上位10か国はタイ、日本、インドネシア、オーストラリア、モルディブ、ニュージーランド、米国、カナダ、モーリシャス諸島、セーシェルだそうです。

中国国内では海南島、ハルピン、昆明、桂林、アモイ、九塞溝、雲南省麗江、などが人気。

旅行会社もそうした需要に合わせて「きれいな空気と酸素で肺洗浄」や「乗り継ぎなし、スモッグなしの暖かい冬」といった宣伝文句でパッケージツアーを売り出しているんだとか。

また、最初は数年我慢すれば良くなると思っていた中国人達も、どうやらこの大気汚染は数十年は解決されないだろうということがわかってきて、深センや広州、海南島など中国南方の比較的空気の良い場所への引っ越しを考える人もどんどん増えてきました。このあたりの不動産はこれからもまだまだ値上がりするのではと思われます。